40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

医者に殺されない47の心得 その4

前回はがんに対しての医療行為でしたが今回は巷に広がっている治療法について
 
内容
「~断食、野菜ジュース、免疫療法・・・医者たちのがん詐欺に注意~
医者が一般向けにこの方法でがんを治せるとアピールする著書が何百と出ているが転移がんが消えたり末期がんから蘇った人は著者(近藤医師)が診た患者も世界の論文を見ても0である。ではなぜ怪しい治療が効いたように見えるか、それは海外では良性腫瘍とされるものが日本ではがんと呼んでいるものが多いためである。また、免疫療法もがん細胞は自分の細胞であるため異物とは認識できないため無効である。」
 
考察
世の中にはエビデンスが不十分な治療法が溢れています。私の母もがんで亡くなる前に酵素風呂や免疫療法、ゲルソン療法など様々なことを試みましたが結局効果は分かりません。エビデンスを探そうにもどこにもあるはずもなく、そもそも明確に効果があるなら保険適用されているはず。しかし患者側は藁にもすがる思いのため高額のお金を払ってでも試してみるというのが事実です。それにしても末期がんから蘇った人は0というのは、まあそうなんでしょうが・・・結局これも患者が自分で調べてよいと思ったものを選択するのが一番というところに行き着きますね。