40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

医療4.0 これからのヘルステック戦略 その7

第5章どのようにサービス製品を生み出すか。具体的なマーケット戦略についての記述の章です。
 
内容
「製品・サービスを開発するときに最重要なのは求められるものを作るニーズドリブンである。開発は4段階で①課題発見 ②解決策の検討 ③MVPと検証 ④社会実装
①ニーズから考える。自分の経験やヒアリング。既存品など事例から考える。他の領域を参考にする。未来にあるべきものから考える
②競争優位が持続できるか なぜ自分がやるのか なぜ今やるのか
③市場を調査しターゲットを選定。法令やルールを知る。マネタイズを考える。未来への視点。政策の会議議事録をネットなどで調べる。
④製品サービスを知ってもらう。継続的に使ってもらう。」
 
考察
ニーズドリブンは課題やニーズを先に聞き取りする、つまり顧客を先に見つけてから商品やサービスを開発するという手順で、これは完全に虚をつく概念でした。今まではこの商品を誰にどうやって売ろうというのが私の中では常識でしたが先に対象顧客にヒアリングを行ってから極端な話、受注生産という方式を取るという。確かに個人で事業をやる場合は製品開発をしてから売るとなるとそれが売れない場合は大赤字になるリスクがありますし、必要とされないものを作るのは虚しい、自己満足では難しいと。
もっと大きな目で見ると医療関係者にマーケティングの観点があまりにも欠けるという話になってきます。というか国から言われたことをその通りにやって報酬をもらうという方が的確なのか。医療従事者もそれぞれ個人事業主という観点で動けるとちょっとは医療も変わるのかもしれませんね。