40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

医療4.0 これからのヘルステック戦略 その5

前回まで押し寄せるデジタル化により薬局、薬剤師の存在意義について考えてしまいましたが今回第3章の終わり、薬局のDX化について
 
内容
「病院以外にも薬局でDX化が進んでいる。患者や生活者、薬剤師に対して新しい価値を創造する薬局DX。薬局は株式会社化が認められているためより早くDX化が進行していくだろう。現時点ではオンライン服薬指導、服薬指導後のフォローアップなどが進められており、また、AIを活用した処方内容チェックや薬歴作成が実用化されている。調剤業務も一部自動化されていて急速に普及している。
 
さらなる薬局のDX化の展望
ドラッグストアでの「ついで買い」ロボットの活用:オンライン服薬指導を受けた患者がロボットを遠隔操作し日用品も一緒に購入できる仕組み。
零売薬局の増加:処方箋なしで買える医療用医薬品も薬局DXによって効率的な運営により零売薬局が増えていくと予想。比較的健康な若年層を対象にセルフメディケーションが普及していく。
 
考察
どれも今まで行っていたものを手段を変えたり呼び方を変えたりで、正直他の医療分野と比べると見劣りします。結局テレフォンフォローも今まで行なっていたもので調剤の自動化も少し早くなるかもですが仕上がりは人がやったものと変わりはないです。オンライン服薬指導も使い勝手が悪く患者側も困惑している現状です。零売薬局も1類医薬品が医療用の非処方箋薬品と同じ成分のものが多く発売されています。
そうではなくもっと破壊的なイノベーションが必要だと強く感じるのです。薬剤師はもう何十年も変わってない。保険調剤だと規制が厳しいため保険外で取り組みを行う必要があると。何か良いアイデア、これからじっくり考え抜きます。