この本で現実的な医療のデジタル化の現状と展望について見てきましたが次の4章はかなり飛躍する面白い内容となっています。それでは
内容
「日本の医療は産業のひとつと考えると現在は成熟期を超えて衰退期に入っていると考える。また環境としても少子高齢化が進みかなり厳しい状況となっており医療4.0こそ新医療1.0となるべきである。そのためには医師(その他医療関係者も)マインドを新しいOSにアップデートする必要がある。2030年ころにはDXを超えたBeyond DXが起こるものとされ、既存の価値観が崩れ、多様性が普及し、モノと情報のシェアの時代となる。そして病気の概念の変化が起こる。
2040年に向けた展望として3つ
①Beyond DX:DDDモデル 患者の状態に応じて医師がどの程度介在するかを個別化し医療を提供するモデル
②宇宙医学の普及:宇宙環境での医学の研究が進み、医学と工学の融合が進む
③精神と肉体の分離:メタバースの出現によりペルソナの使い分けが進み、いくつもの人生を並行する。人間の本質は心であるという概念になっていると予想 」
考察