40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

医者に殺されない47の心得 その3

医者に殺されない47の心得 3回目、まさに近藤先生の代名詞ともいえるがんの放置について
 
内容
「~がんの9割は治療するほど命を縮める。放置がいちばん~
がんといえば治療しないとどんどん進行して死に至らしめるというのが社会通念となっているが昔から発見次第治療
されてきた。
しかし、がんは切ると暴れるとよく言われメスが入って正常組織のバリアが崩れたところに隠れていたがん細胞が入り込んで増殖しやすくなる。それにがんは見つかるはるか前にあちこちに小さく転移している。また抗がん剤が効くというのはしこりが一時的に小さくなるだけ。がんと闘ってはいけない」
 
考察
これまた現代医療と真っ向から対立する記載です。以前にヤフーニュースである外科医の先生が近藤先生の本のせいで患者が治療を拒むのでそういった記事を書くのをやめてほしいというコメントが出ていました。がん専門医は毎日、診断、治療、手術、研究など血のにじむ努力をしておりしっかりとガイドラインも定められています。またカンファレンスで患者ごとの治療計画も練られている中での対立意見。しかし、がんは切ると暴れるというのは私の母も早期のがんを切除した2年後に全身転移がありました、これはあまり知られていないですが見逃せない事実です。やっぱり治療するかどうかは患者自身が決めないとだめかなと。