40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

がん治療革命の衝撃 その1

今度の書籍は
「がん治療革命の衝撃」NHKスペシャル取材班 2017年出版
です。前回の近藤誠先生の著書ではがんは放置するのが一番との結論でしたが今回はがん治療の最前線について見たいと思います。2017年の本なので今はまた事情も変わっているかも知れませんが悪しからず。
NHKが出版しているので製薬会社がスポンサーになっていることはなくそこら辺の忖度はないと思いますが、あとは国が運営しているメディアなのでそこら辺は気になります。
 
ではまず序章から見ていきましょう。
 
内容
「がんとは何か。ヒトには遺伝子が2万数千個存在しており、通常はタバコの煙や紫外線などでDNAが傷ついても正常に修復される。しかし長期間こういった刺激にさらされると修復できないものが出てきて蓄積していくとがん細胞に変化していくことがある。またこのことがただちにがんになる訳ではなく、がん遺伝子=アクセル、がん抑制遺伝子=ブレーキのバランスが崩れることで起こる
 
考察
まず、ん?と思ったことは、よく巷で言われている、人間は毎日5000個程度がん細胞ができているが、正常な人は免疫細胞がそれを攻撃してがんを未然に防ぐというのが有名だと思います。免疫細胞が出てきていない。。今は免疫チェックポイントや薬のオプジーボなども出ているはず。もう少し読み進めて勉強して行きたいと思います。