40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

がん治療革命の衝撃 その2

この本のサブタイトルであるプレシジョンメディシンについて
 
内容
「プレシジョンメディシンとは精密医療または最適医療と訳される。ごく簡単にいうとそれぞれの患者に合った最適な治療を行う医療ということになる。現在、プレシジョンメディシンが最も進んでいるのががん治療で高速化つ安価で遺伝子解析できる次世代シーケンサーと呼ばれる装置が登場し患者のがん細胞の遺伝子変異を突き止めることが可能になった。」
 
考察
私が学生時代、約20年前はテーラーメイド医療と言われていたものです。これからは遺伝子解析で患者ごとにオーダーメイドで治療が行われることになると習いました。それから20年、今はどうでしょうか?患者ごとに治療が行われているとは言い難いと思います。このプレシジョン医療はごく一部でできている状態で、20年経ってこの状態。しかし確実に進んではいます。これが全患者に広がるとなると医療側はとてつもない業務量。これからのAIに期待するとともにそれに則した薬剤師のあり方というのもどうなっていくのだろうと不安と楽しみもあります。