40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

医者に殺されない47の心得 その6

前回までがんについての記載を見ましたが今回は高血圧について
 
内容
「~高血圧に塩はダメはウソ。自然塩より精製塩の方が安心~
今となっては塩分は高血圧の原因とされているのが常識だが世界のデータを見ると塩が足りていない人のほうが病気になりやすく短命である。日本では1日6g未満の塩分が推奨されているが権威ある医学誌ランセットには塩分の摂取が少ないと脳卒中心筋梗塞になりやすく、摂取が多いと心筋梗塞や高血圧が少ない。またチバ賞を受賞した青木久三氏は日本人の高血圧の98%が塩分は関係ないと警告している。また天然塩には不純物がたくさん含まれており良くない」
 
考察
これが本当だとすると普段、高血圧の患者さんに塩分は控えめに指導している私はいったい・・・となってしまいます。これだけ日本の循環器の医師が塩分を控えるように言っており、それを裏付ける論文も山の数ほどありますので私は今までのスタンスを続けますが、やはり常識を疑うということも踏まえるとこの記載も頭の中に入れておいても良いのかと。それにしても近藤先生は各方面に反対意見を述べているなと感じます。それだけ影響力があり、またとても勉強熱心な方だと。医療関係では異端の扱いをされることが多いですがこれだけ忖度なしに言える方はほとんどいないのでは?ご逝去されたのが本当に惜しいと思います。