40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

「知ってはいけない薬のカラクリ」その2

前回、製薬メーカーの接遇によって医師の処方に影響が出るとの話ですが今回は

「薬の値段、薬価は適当に決められる」です。

 

あらすじ

「日本では薬価が1錠8万円もする肝炎治療薬や1バイアル73万円もするがん治療薬など超高額の新薬が続々登場している。それは薬価を決める厚生労働省の審議員にも数百~数千万円を製薬会社から受け取っていた(ワセダクロニクル調査)。これは省内ルールで問題とされていないが刑法上は黒ということになる。薬価は先行のない新規の薬は適当に決められている」

 

私見

私もハーボニーをはじめ、いろいろな高額薬剤を扱っており、ハーボニーは最初8万円もしており12週継続の薬のため670万円もの医療費がかかることにとても驚きを感じていました。患者の自己負担は月0円~数万円程度なので医療費もさらにうなぎ上りに上がっていくはずだと感じました。たしかにハーボニーはC型肝炎をほぼ100%治す特効薬ということでとても画期的な薬ではあるし12週という期間限定のものということもあります。が、しかしこの薬価というものが適当に決められているというのは衝撃でした。もっと厳密に審議して決めているのはないのか!と。こういった海外の画期的な薬というのはお金を掴まさないとその国に供給してすらもらえないんですかね・・

そして今の医薬品の供給不足の原因もそういったとことと関係しているのかも、この先本当に心配だ・・