40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

「エビデンス」の落とし穴 その3

今回は私が最も気になっている第3章エビデンスが分かれる健康情報本当はどうなの?ということで早速見ていきましょう。
 
内容
糖質制限は健康にいいのか?→現時点での結論 短期的には多くのエビデンスがあるがだから正しいとは言えない。バランスよく適度にが良い 
 
コレステロールは体に悪い?→現時点での結論 高すぎても低すぎても良くない。欧米のエビデンスを日本人にそのまま当てはめる事はできず日本人の信頼できるエビデンスは多くない。今後の信頼できるエビデンスが増えることに期待する。
 
赤肉はがんになる?→IARCの分類によると2番目に高い2Aに分類され食べ過ぎると可能性は高まる。しかし日本人はもともと赤肉の摂取量は多くないため食べすぎなければ良い。
 
アルコールは少量なら体にいい?→最も健康にいい量はゼロという研究もあるがワインを含む地中海食は欧米で健康にいいというエビデンスがたくさんある。よってほどほどに。」
 
考察
この章はとても書ききれないくらい内容が濃く非常に面白かったし勉強になりました。ぜひ読んでいただきたいです。結局エビデンスは質が重要だということが分かりますし、何事も確率でしかないため考えて色々と天秤にかけて取捨選択をしていく必要があることです。医療以外にも色々と調べて比較検討してアクションを起こす、結局うまくいくかどうかは蓋を開けて見ないと分からないということかと思います。
しかし何かを調べ、考え、比較検討するということはうまくいく確率を上げるということにつながります。世の中に溢れる雑多な情報に惑わされず、真理をつく、素敵です。。