40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

薬剤師の本音 その2

前回は多剤併用〔ポリファーマシー〕について触れましたが今回はさらに薬のリスクについて見ていきましょう。
 
内容
「まず日本人は基準値にとらわれ過ぎていて例えば血圧が基準を超えたらすぐに降圧剤といったようになっている。しかし多くの薬は症状を抑えるだけの一時的なものであり、常用すると効きにくくなったり副作用が出る可能性が高まる。また、新薬は効果が出そうという期待が高まりがちだがそうではなく、また副作用も未知のものである。」
 
考察
前に医師の谷本先生も同じことを書かれていましたが日本人は薬好きでなんでも薬を飲めば解決するという幻想を抱いており、私も実際に患者さんが薬を欲しがるのが普通だと感じています。保険がきいて安く入るからなのかないと不安という方が本当に多いなと。あとは副作用について皆さんあまり意識していないと。これは薬剤師の責任でもあります。結局副作用を強調しすぎると患者さんが飲まなくなってしまい、医師からの反感を買うのが怖いというのが背景かと思います。医師を必要以上に恐れないような薬剤師の立場、今後確立していくにはどうしたらいいのか。。。