40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

知ってはいけない薬のカラクリ その6

今回はこの本の最終回です。

前回まで医師と製薬会社の関係や日本人の薬好きの気質についての内容でしたが一般の人にはなかなか認識されていないということと今ではネットで手軽に検索できるというコトブ触れていきます。

内容

「日本初のマネーデータベースである「製薬会社と医師」が2019年1月に公開されたがメディアにはではとりあげられない。それは製薬会社がマスメディアのスポンサーとなっているため扱いにくいのでは?薬が適正に処方されるためにも一般の人にもこの問題を広く知ってもらい注目してもらえればと考えている」

 

考察

この「製薬会社と医師」はNPO法人のワセダクロニクルとメグリというところが公開に踏み込んで金銭のやり取りなどを公開しているとのことです。正直今までアンタッチャブルだったところが公になっておりすごい進歩を感じます。と同時にどこまで正直に申告するだろうかという問題もあるのでは?

私がメーカーの営業時代もかなりかなりグレーなことをしているところもあったり〔私はしていませんが笑〕いくらでも隠せてしまいそうで。しかし適正使用の第一歩となることは間違いないでしょう。しかしこの谷本先生は良くぞ切り込んだと尊敬です。このとても重い医師の世界に一石を投じることは尊敬です。私も医療に長く携わっていますがドラマ白い巨塔のような世界がいまだに残っていると感じながらも少しずつ変わって行ってるなと。そして医療を受ける患者側も決して人任せず自分で情報を集め考えねばと、医療側の人間もいつかは受ける立場になりますから。