前回は免疫の働きについて見ましたが今回は2章、免疫のカギを握る腸内細菌ということでざっくりと記すと腸内細菌のそれぞれの役割や腸内細菌を増やす方法、生活習慣について書かれていますが特に印象的だった内容について
内容
「本来腸内細菌は非自己のため免疫で排除されるはずだがそうではない。免疫は非自己が自己にとって危険か否かを判断しているのではないかという説がありデンジャーセオリーと呼んでいる。しかし腸内には悪玉菌も存在しており、この説が成り立たない。それは実は悪玉菌も有益な働きをしているのではと調べてみると免疫強化やより悪性の高い病原菌を排除する役割を担っている。」
考察
この2章もかなり面白いことが書いてありましたが中でもデンジャーセオリーはすごい機能が備わっていると驚きました。
大腸菌や
ウェルシュ菌など免疫が見分けているのですか!思った以上に複雑ですね。ともあれこんなに複雑な腸内フローラを
抗生物質が壊したり
食品添加物が加わることで菌交代症が起こる。しかも免疫系のみならず
セロトニンも腸内にほとんど存在していることから
精神疾患にも関わるという恐ろしい話。やっぱり
抗生物質は耐性菌だけでなくそういった所にも影響が出てくるんですね。菌を退治するために出る抗生剤が免疫力を下げてしまう。なんとも悲しい話です。薬局でもやたらと
抗生物質が出ますがちょっと考えてしまいます。