40代薬剤師の学びなおしブログ

医療を幅広く学びなおしてみた

免疫力をアップする化学 その7

今回は最終章の自然免疫を高めるものについて紹介です。
 
内容
「パン酵母から取り出したグルコポリサッカロイド(GPS)は米国の臨床試験ですぐれた免疫活性作用が認められがん抑制効果が見られた。植物由来のフィトケミカルは強力な抗酸化作用があり、ポリフェノール、カロチノイド、硫黄化合物、テルペン類、βグルカンなど自然免疫力を高めることができる。またこの抗酸化作用はアンチエイジングにも効果的である。また、プロポリスも強い抗酸化作用があり、アピセラピーと呼ばれ抗菌、抗炎症、抗アレルギー作用があるほか、抗がん作用についても研究が盛んになっている」
 
考察
フィトケミカルは以前から注目していましたが、パン酵母やプロポリスにも抗がん作用があるとは!やはり現代のケミカルな食事が多い中、自然な食品に注目が集まるのは興味深いです。やはり急速な技術の進歩で化学調味料や保存料が爆発的に普及し、便利で美味しいジャンクな食品が増えましたがそれに人体が追い付いていないと。糖も吸収を速めてすぐにおいしいと感じるように開発されたり、塩分やトランス脂肪などいかに美味しく中毒性のあるものを開発するかに偏り過ぎて健康が置き去りにされている感があります。とはいっても現代社会、こういった便利な食事は避けられないので野菜やキノコ、発酵食品も摂りつつ、たまにジャンクなものもこれからも食べます。次郎系ラーメンの中毒性、ストレス解消になりますから(笑)